ハッカパイプを自作しよう(100均編)

ハッカ

この記事は過去のものです。最新版は以下をご覧ください。

ざっくり言って、100均で売っている材料を使えば、チョー簡単に自作のハッカパイプが作れます。入門編としてはお金も手間もかからずおすすめかも。
ただ、ちょっと扱いづらい部分もあります。ミニ版やスタミナ版も参考にしてください。


参照: ハッカパイプを自作しよう(ミニ編)・・・比較的お手軽に作成できて、容量もそこそこ & メンテも楽
参照: ハッカパイプを自作しよう(スタミナ編)・・・容量が多いのでメンテナンス頻度が下げられる

さっそく作ってみよう。必要なもの

  •   リラックスパイポ: ダイソーの3本/100円のもので十分
  •   生ハッカ (後述)
  •   テープ (後述)

チョーチョー簡単版の場合は、燃料としての生ハッカのみです。
口中版の場合はテープが必要になります。

リラックスパイポ
これは100円で2本入っている龍角散の製品

テープ
テープはなんでもいいが、伸縮性のあるものが具合が良い。当初はみ出たフィルターが吸うに従って中に引っ込むようになる。その時伸縮性のあるテープの方が再調整しやすい。(私はたまたまウチにあったテーピング用のものを使っています)

作り方 (1. チョーチョー簡単版)

  1. リラックスパイポを分解する(咥える部分、フィルター、先端部分の3つ)
  2. フィルターを5ミリほどの長さに切る(2つ分用意する)
  3. フィルター1を先端部分に入れる
  4. 生ハッカの結晶を「適当に」砕く (小さな粒と粉が混じり合うような状態)
  5. 砕いたハッカを入れる
  6. フィルター2をお尻に入れる
  7. 咥える部分をもとに戻す

手順1 パイポの中身この真ん中のフィルターを5mm程度を2つカット

実際にやってみてください。おそろしいほど簡単です。ただし難点が2つあります。

  • ハッカがほとんど入らない(フィルターを切り取った分の体積しかハッカが入らないため)
  • メインテナンスが結構面倒

詰めたハッカは吸えばなくなります。その場合は補充の必要があるのですが、このケースでは手前側、つまり咥える側にいれたフィルターを抜くのがちょっと面倒だったりします。コンコンやってうまくでてくればいいですが、使い古して形がかわったり、毛羽立ったりしたフィルターの場合は少し苦労します。

詰めるハッカの量が案外と少ないことにより、メインテナンスの頻度が思ったより高かったりするので、それが結局面倒に感じられるかもしれません。そのため私はこのタイプは使っていません。

作り方 (1. 口中版)

私のお気に入りのうちの1つです。このタイプのものを常に2つ持っています

  1. 3ミリほどの幅でテープを切る
  2. リラックスパイポを分解する(咥える部分、フィルター、先端部分の3つ)
  3. フィルターを5ミリほどの長さに切る(2つ分用意する)
  4. フィルター1を先端部分に入れる
  5. 生ハッカの結晶を「適当に」砕く (小さな粒と粉が混じり合うような状態)
  6. 砕いたハッカを入れる
  7. フィルター2をお尻に入れる
  8. フィルター2を抑えるようにテープを貼る

手順3 カットしたテープ(今回は左端の3mm幅の1本を使う)

手順8 下のやつが完成品。左から口に入れます。口に咥えるパーツを使わないので、
非常にコンパクトです。

チョーチョー簡単版と手順が異なるのは実は冒頭(手順1)と末尾(手順8)の2点だけですフィルター2をもともとの咥える部分で抑えるのか、テープを貼るのかの違いなだけです。たったこれだけですが、運用上は全く異なる状態になります。

吸い方

チョーチョー簡単版

普通に吸えばいいだけです。見た目はリラックスパイポと全く同じですから違和感は一切ありません。
ただ、むかーしの「禁煙パイポ(知ってる人はかなりの歳)」を加えている人って周りで見ないですよね。なのでメインテナンスの手間のこともあり、このタイプは私は使っていません。ただ、「ハッカを吸う」ことを試すのには非常にハードル低いです。

口中版

文字のとおり。フィルター側を外に出し、あとの部分はすべて口の中に入れてしまいます。表からみると、じっと見つめない限り、棒付きのあめでもなめているのか程度にしか見えません。うまく隠せばほぼ見えない状態にもできます。私はよくこれで電車に乗っています。それくらいコンパクトで隠せる存在です。
ただし、止めているテープは汚れます。口の中に入れるので清潔にしておく必要があるのと、唾液が逆流することがあるのでその点は気をつけて運用してください。

この2種類の違いは?

咥える部分を見ればわかりますが、このパーツをはめ込む長さが必要です。つまり、口中版ではその長さ(体積)分だけハッカが詰められます。また、フィルターがはみ出ててもテープで抑えるので、実際に入れられる量は5割増し位増えると思います。その分長持ちするためメインテナンス頻度が下がります。もちろん吸い方も、吸っている時の見え方もまったく違います。

どれくらいもつの?

ヘビーに吸う場合は、チョーチョー簡単版で1日がいいところでしょう。口中版ではもって2日かな。普通に吸えばその倍くらいって感じですか。特に口中版を通勤中とかで吸いっぱなしだと本当にあっという間になくなります。
中身がなくなる最後の方は、吸っても刺激がなくなるので早め早めの補充が必要です。

メインテナンス方法

数日使い倒すと中に入っている砕いたハッカが固まってなかなかうまく吸えなくなってきます。そうなったらメインテナンスが必要です。一旦中身をきれいにしましょう。また、口中版の場合はテープも汚れているので取り替えましょう。
必要なものは補充用のハッカと中身を掻き出すための耳かきくらいです。(口中版の場合はテープを1本切り出す)

  1. フィルター2を取り出す(口中版の場合はテープを剥がす)
  2. 耳かきで中身をグリグリして、掻き出す
  3. まずその掻き出した部分を再び入れ直し、減った分のハッカを新たに追加する
  4. フィルター2を入れて元に戻す(咥える部分を再び刺すか、テープで止める)

どうですか?簡単でしょ、っていうより、新品を作成するのとほぼ手間は同じです。慣れれば5分10分程度の作業です。実際には中を掃除するために古いハッカを掻き出す必要がある程度です。

実はこの作業を行う道具として耳かきが非常にいい仕事をします。穴のサイズがいい感じでぴったりなので、私はこのメインテナンス専用の耳かきを用意しています。コツは中を一旦カラにするように全部出し切ることです。その時点で試しに吸ってみて、抵抗が全くなく吸えることを確認することが重要です。

生ハッカについて

ハッカの結晶(生ハッカ)は非常に安く手に入ります。結晶も大きい立派なものや砕けた粉混じりのものが売っています。
通販が主でしょうが、とにかく買いすぎないように。100gもあれば相当ヘビーに吸っても早々使い切れません。吸い込むものなので安いものはありますが、できれば国産品くらいは買いましょうよ
注意点として、ハッカは42度を超えてくると結晶が溶けてしまうので夏場の通販はやめましょう。春、秋、冬の季節に購入し、冷蔵庫保管がおすすめです。

コメント

  1. 森屋友行 より:

    ハッカパイプ 100均自作の記事読ませていただいて
    私なりのアレンジ考えました
    購入したのはダイソーで3点

    本体として文具コーナーから「われにくいポリカーボネートキャップ」えんぴつキャップ10本入り
    喫煙コーナーから 「ヤシ柄活性炭パイプのお徳用交換用フィルター10本セット」「電子タバコ用マウスピース10本入り」

    この3点がびっくりするぐらいサイズが合います
    そのままフィルターを刺すと活性炭のせいで味が薄いので
    両端のコットンフィルターを片方抜きます
    丸口と十字口があるので、十字の方の爪をカット
    逆の丸口から細めの綿棒で押すとフィルターが外れます
    そのフィルターはキャップの先端の穴から漏れるのを防ぐためそのまま詰め
    活性炭は廃棄します
    残ったフィルターを逆から押し込みなおし
    解放したほうをキャップに刺すと
    それだけで吸い口付きで完成です
    フィルターは両端で径が違い逆差しできない構造でしっかり固定できます
    一応引き抜きつめ直しも可能
    そのままでも使用可能ですがシリコンマウスピースを使えば
    フィルター部分の唾液の汚染も防げ、咥え心地もいいです
    本体が透明なので残量も確認できます
    330円で10本作れ、ごみも活性炭と少量のプラスチックと包装だけ
    フィルターも前後で使えます
    次回製作はぜひお試しください

    • あだちゃん より:

      貴重なアドバイスありがとうございます。
      さっそく試してみたいと思います。

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